#3515 なぜおいしいパンができるのか?@日記 (2014/04/29)

最近、宋文州の本を適当に10冊くらい買って、まだ5冊くらいしか読んでいませんが、なかなか面白いです。
まあ、正直、同じ人が書いた本を何冊も読むと、同じような話が何度も出てきますので、それはそれで、復習というか、覚えてしまいますね。笑

で、面白い話は、かなりたくさんありますが、まあ、ひとつ短めでかつ面白いので、ここに書いておきます。

「おいしいパンができる」「宋文洲」の2つを入力して検索すれば、ネットの記事でも普通に読めますけどね。
(^_^)

で、本題ですが、
なぜ、美味しいパンができるかです。
これを、誰かに質問すると、優秀なパン職人が作るからとか、パン職人が心を込めて、愛情込めて作るからとか、
そういうことをいうかもしれません。

で、
インテルの創業者のハンガリー出身のグローブ氏は、全然違うことを言ってます。

それは、パンができる工程を分解し、たとえば、
材料を選ぶ(選び方)、材料を混ぜる(混ぜる割合、混ぜ方)、こねる(捏ね方)、焼く(焼き方)など。
そして、各工程で、美味しくなる方法をきちんと定義して作れば、
美味しいパンが量産できると。

パン職人が、心を込めていようと、そうでなかろうと、同じ味の美味しいパンができると。


実際、19世紀の優秀なパン職人が愛情込めて作ったパンより、現在の工場で作られたパンの方が美味しいらしい。
(いったい、誰がどうやって計測したのか、すごく気になりますが・・・。)


つまりですね、今風の言葉で言えば、プロセス定義して、各プロセスをしっかり目的にあうプロセス設計をすれば、誰がやっても同じ品質になると。
いわゆるマニュアル化ですね。

ある程度、大きくなった組織では、もし品質を一定にしたいのであれば、この作業は必要ですね。
しかし、
マニュアル自体も進化していく必要があります。
時代のニーズがドンドン変わるから。
つまり「美味しいパン」の定義もどんどん変わりますからね。


また、ベンチャーみたいなところ(ある程度小さな組織)は、品質一定よりも、
高速、高品質、だけど属人的、っていう方がメリット高い場合もあるからね。



自分がね、最近思う、自分のいるチームの問題は、こんなこと書いておきながら、全然違うところにある気がしてきた。
判断力、決断力の無さ、もしくは、決定プロセスの問題か、いや、スピードの問題か、
なんかその辺な気がしてきた。


関連:
#3486 そこそこだけど一定の品質の方が重要かそれとも@日記 - HE PROJECT3 2014-04-03

4/30のブン


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少し関連:
#1238 心拍数200@日記 - HE PROJECT3 2008-05-17


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