[#2228] フリー＠日記

#2228 フリー＠日記 (2011/01/03)

フリーという本を読んだ。
Amazon.co.jp：フリー~〈無料〉からお金を生みだす新戦略: クリス・アンダーソン, 小林弘人, 高橋則明: 本
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4140...

と言っても、
iPhoneでだけど。汗
iTunes App Store で見つかる iPhone、iPod touch、iPad 対応フリー〈無料〉からお金を生み出す新戦略
http://itunes.apple.com/jp/app/id408367927?mt...

↑ちょっと前まで無料で読めました。

で、
思ったことはいろいろありますが、
まあ、簡単に言うと、ソフトに値段をつけて売るのは難しいということですかね。
もちろん価値のあるソフトウェアはたくさんあると思う。
だけど、価値あるソフトウェアであるかどうかと、
値段が無料か有料かは、全然次元の別な話ということです。
Googleのように。Appleのように。
そして、同じ機能だったら、安い方をみんな使う・・・そして、ただより安い方はない・・・。

例えば、本に出てきたあるソフトウェア会社は、
医療機関に医療系のソフトウェアを無料で使ってもらうんだけど、
そこで得られる患者（匿名）のカルテのデータ、何万人分か、は、
それはものすごい価値があることが分かっていて、
後で自分たちも分析できるし（それで分かったことを売れるし）、
データ自体を研究機関に高額で売ることもできる。
そこでビジネスをするから、医者には無料でソフトウェアを
配ることができる。

evernote、Flickr などのは、フリーで使ってもらって、
一部のヘビーユーザーが有料版を使うモデル。
これがうまく理由は、フリーユーザーのコストがほとんどゼロで、
気にする必要がないくらい低いから。

HDDのことも書いてあった。
毎年値段が半分になるんだから、HDDなんか買った方がコストが低いと。
うちの会社もそうだが、本の中の会社でもそうらしいが、
共有HDDの中身がいっぱいになったので、
消して下さいなんていうメールが来たりするけど、
そんなことを社員にさせる（不要なデータを選択させて消させる）コストと、
HDD買うコストとどっちが安いかということをまったく分かっていない。

まあ、これ以外にもたくさんのフリーネタが出てきて、
面白い本でした。

例えば、日本特有の文化で言えば、年賀状があります。
日本ではなぜかお正月のシーズンに
プリンターと年賀状ソフトが売れるという現象が起きます。
そこで、この現象のパラダイムシフトを起こそうと考えると、
まず普通に出すと、50円かかります。
そこで「48円で出せます、広告も入りません」となれば、
使う人は出てくるかもしれません。手間暇が解消できれば。
（mixi年賀状みたいなやつね。）
じゃあ、この2円をいったい誰が負担するかということですね。
（実際は、もっとコストがあります。）
年賀状を肩代わりして出すことによって得られる情報は、
送り側と送られる側の人と住所ですね。
そして、一通あたりそれに2円以上の価値があると思えば・・・。

つーか、アマゾンが無料で、でっかい荷物を配送している時代に、
なんで、紙切れ一枚届けるのに、50円もかかるんだ！
ばかじぇねーの郵便局。

※ 郵便関係者の方すみません。m(_ _)m

これ下手すると、アマゾンがやっちゃいそうだね。
郵便事業の一部を。

郵便物の受け取りを有料にして、
他の購入商品の発送と同時でよいなら無料とか。

とにかくいくらでも考えれることがある。

なんか
違うことを書くつもりだったけど、
こんな文章になっちゃった。

まいっか。
今日はここまで。

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少し関連：
#3965 ドラレモン＠日記 - HE PROJECT3 2015-07-25

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『まだＧＨＱの洗脳に縛られている日本人』
の記事はこちら(#4801)

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