[#4440] 【書籍】経営戦略全史＠日記

#4440 【書籍】経営戦略全史＠日記 (2016/11/12)

経営戦略全史 (ディスカヴァー・レボリューションズ) : 三谷宏治 : 本 : Amazon
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やっと読み終わりました。

面白いですし、いいですね。勉強になります。
でも、結局分かったことは、経営戦略コンサルタントは詐欺ってことですね。笑
要するに、
こうやった方が、会社は儲かりますよという提案をコンサルはする分けですが、
新しいコンサルの会社が、今までの方法はダメだ、もっとこうやった方がいいですよって提案してくる。
これの繰り返し。
そして、ビジョナリーカンパニーとか、エクセレントカンパニーとか言われていた会社も、
その20年後とか見ると、ほとんどが衰退していたりする。
詐欺だろ。

また、コンサルだから、改善が計測できないといけないわけで、
改善前の値、そして改善、そして改善後の値、
ほらうちのコンサルが入って良かった良かったっていうことですね。
まあ、お金を取るんだから仕方がない。

ということは、例えば人間関係が良いとかコミュニケーションが密に取れてる職場はパフォーマンスが高いとか
知的生産性が高いとか言われているし、実際そうなのだけれども、
計測ができないので、コンサルの業界からは、コミュニケーションの指標は無視ですよ。無視。
まあ、いいと思いますが。

あと、経営戦略のための分析方法は充実しましたね。
そういう点では、素晴らしい発展の歴史かもしれません。

あと、コンサル業界の不都合な真実っていうのもいろいろあって面白いですね。
いろいろありますが、例えばホンダのアメリカ進出の話は、
今のコンサルの人相談しても、MBA取得者に相談しても、全員が「やめとけ」という話である。
しかし、ホンダはアメリカへの進出を決めて、
ハーレーダビッドソンが支配的なアメリカでバイクを販売し、シェアを拡大できたし、
自動車でも成功した。
もちろん平坦な道のりではなかったと思うが、
コンサルのいうことを聞いていたら今のホンダはないわけで・・・。

正直なところ、いまだにどうやればいいのかというのは、誰にもよく分かっていない。
だけれども、こういう考え方で、こういう思想で、っていうものは、それなりにあって、
体系化されていて面白い。

関連：
#4430 【書籍】ビジネスモデル全史＠日記 - HE PROJECT3 2016-10-22

11/9のブン

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『AI vs. 教科書が読めない子どもたち』
の記事はこちら(#5176)

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