人間には欲がある。そして知性がある。
まず欲求がある。「・・・したい」「・・・がほしい」と人間は思う。
そして、次に、それを実現するには、どうしたらいいのかなーって考える。
欲があって、知性がある限り、良いことも悪いことも起きる。
良いことか悪いことかは後から決まることであって、
(すべて良いことだと思ってスタートしたとしても)
少なくとも、そこで考え出された方法や手段や理論やデータが、
もし他の人間に受け継がれるとするならば、それは
人間(社会)の進化だと思う。
「宝くじで3億円当たったら、
会社辞めて、一生ゲームして、お酒飲んで暮らしますよ。
自分のしたいことは、ゲームとお酒ですから。
そして、それが必要十分な自分のしたいことですから。」
って言っている人がいたが、ちょっと羨ましい。
彼は、結婚とかする気はまったくないし、ゲームとお酒以外を
本当に欲していない。
ただ宝くじで3億円当たっていないから、今は
「働く」と「ゲーム」と「お酒」をしているわけである。
彼くらい欲が明確な人間が羨ましい。
たいていの人間は、あれもこれもと欲が大きいし、そもそも明確じゃない。
現代社会の問題は、
自分が何をしたいかよく分からないことだと思う。
子どもの頃から自由に好き勝手にワガママに育てられると、
どんどん「・・・したい」という欲求がなくなっちゃんじゃないかと。
もしくは「・・・したい」と思っているんだけど、そのひとつひとつに
強さがなくなる?。
まとめるならば、
・欲はすぐに満たされてしまう環境にいる
・いろいろたくさん欲があるが、ひとつひとつの欲の強さは小さい
・いろんな制約の中で生きているので、
自分が本当に何をしたいかよく分からない。
・どうせできないという「あきらめ」が先か。
変に未来を見据えている。
かもしれない。
自分のことをいうならば、
「欲がめっきり減ってきて、どうしよー」
って感じと、
欲「・・・したい/欲しい」→知性「どうすればよいんだ」
が、
欲「・・・したい/欲しい」→しちゃった/買っちゃった→知性「どうしてしたんだ/買ったんだ」
になっている気がします。涙
で、ここからお話を昇華させようと思っていたんですが、私の作文能力では、
何日もかかってしまうので、すべて割愛。
下記参照。涙
なぜ人間の3大欲の(性)がないがしろにされる? - 教えて!goo
http://oshiete1.goo.ne.jp/qa1360466.html?ans_...
引用:
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人生と本能について:
まず、先に、整理したことを述べますと、
現代の日本というのは、ちょうど、本能の復古が顕著に進んでいる時代だということです。
それを、まさにこうした知識データベースでも良いですが、いろいろなメディアで最適な人生のステレオタイプを、本能を否定せずに、人間の本性を認めた上で議論・模索していった先に、
本当の満足感のある人生の方向性がおぼろげながら見えてくるのだと思います。
以下、ポイント。
1.なぜ、(高級っぽい?)知性や感性が重視されてきたか?:
大体、我々の議論で明らかになったことを整理すると、
人生の目標というのは、最も簡単に述べれば、結局は本能を満足させることだと言えるのでしょう。
なんだか、論壇といっては大げさでしょうけど、家族でも、どんなプチ社会でも、発言が元気な人が、なにか似非知性の人なのか、もしくは本当に知的好奇心という本能がかなり強い人だからだか分りませんが、この人たちの発言に社会が支配されてきたせいで、つい最近までは、人間の本性というのは、どこかマズローの「低次欲求」よりも、高次欲求のところにあるべきだ(?)みたいな感覚に社会が支配されてきたでしょう。本格的に、こうした感覚から解き放たれていたのは、唯識思想の一部(例えば、Balsekar さんの著作などに見られるようなインド哲学の一派)くらいでしょう。良い学歴と良い就職と良い結婚の意義などはあまり考えず、それでも、セックス自体が好きだというよりは、良い結婚の方が高級だ(?)というような暗黙のイメージがあったでしょう。
2.本能との付き合い方の歴史の概観:
この辺は、おそらく、まさにご質問当初の問題意識、すなわち、原始時代の人間のほうが、本能に素直だったのではないか?という視点が適切だと思います。おそらく、もともとの人間は、比較的本能に素直だったでしょう。もちろん、知性は使います。それは、生存、すなわち、当時の生活において本能を最適に満たすことに関して、知性が道具として役立つからです。しかし、「人生とはなんぞや?」みたいないらぬ問いを発する人はあまりいなかったでしょうね。素直にやるべきことをやって、その結果を楽しめばよかったと思います。
おそらく、複雑な分業化社会の出現と、仕事のウエイトの多様化ゆえでしょうけど、とりあえず、少なくとも多くの基本的な本能に関しては、苦労しなくても満たせるような人たちが現れてきたわけです。こうした人たちは、ある意味可哀想な人たちで、本能を満たすというベーシックな人生のタスクが奪われてしまっているせいで、より高級(?)なタスクを一生懸命探すことになったんですね。で、それが、これまた人間特有ともいえる親和欲求と複雑に絡みあって、エリートカルチャーとして、共同体的圧力となっていく。貴族は、折角現在金持ちなのに、自らものほほんと暮らさずに、一生懸命権力・権威闘争、文化のたしなみに明け暮れるのみならず、子供にさえ、やはり貴族として成功するべく、一定の生き方を押し付ける。
現代大衆社会というのは、少なくとも若い世代に関して言うと、かなりの割合が選択の自由の幅が大きい。とりわけ、これも「現代」の一つの特徴と言われることもあると思いますが、仕事の高度化と少子化などが並行しておこったことにより、社会が子供に「役立つ」役割を与えなくなった。子供は子供として扱われ、遊ぶことのほかは、ひたすらすごく遠い将来に回収可能な人的資本への投資だけ求められる。結局、従来の人類が、一応、本能を満たすための知性ということで、知性の位置づけが自己完結していたのに対して、今日、人生のキャリアパスと、現在の本能との関連性が見えない不幸な大人や子供が多いのです。
この辺は、より詳しい事情は、
http://plus.hangame.co.jp/browse/db_detail.ph...
に書きましたので、もしよろしかったら、読んでみてください。
3.よく分らない不安としての現状否定の知性:
おそらく、貴族と現代の豊かな大衆との決定的な違いは、とりわけ次世代の生き方の自由度だと思います。貴族の場合は、親が子供のあるべきステレオタイプをいろいろこと細かく指定したでしょう。現代の子供というのは、おそらく親が比較的広い範囲、しかしそれは考えられる選択肢全体からすると結構狭い範囲、での子供の生き方のあり方を望むのだと思われます。親の多くは、子供の成績などは気にするかもしれませんが、仕事の内容や大学進学後の研究内容などにはそれほど高い関心はないでしょう。直感的に、あまりにせつな的で(知的欲求以外の)本能ばかり追求するような生き方は否定する、つまり遊んでばかりいると注意したりする。しかし、逆に、多くの親は、子供が人生とは何ぞや?と問いかけると、なんでそんな難しい無意味な哲学的問いを発するのか?と切り捨てるでしょう。結局、知性の重要な役割は、本能の抑制であり、キャリアパスにしても、階級意識的なところが大きく作用し、このレベルの学校、就職先、結婚相手はダメだというような否定から出発するところが大きかったのではないかと思います。で、そのように、否定で逃げてしまえば、「知性の行き先が結局は本能ジャン!」というような突込みからも、回避することができて、いつまでたっても、究極の幸福に到達しないけど、逆に漠然と自分の生き方は知的だ!という逃げ道が作れたようなところがあると思います。団塊の世代がすごく仕事に打ち込んできたのは、このように人生と正面から向き合うことを避けてきたようなところもある程度はあるのではないかと思います。もちろん、住宅ローンや子供の学資もありますけどね!ま、これも間接的には逃げですけど。
4.本能の肯定:
実は、ご質問の中の「食欲の商品化」というのが、すごく象徴的である気がします。実は、つい最近まで、現在ほど食べ物系の番組はなかったでしょう。また、とりわけラーメンなどの B 級グルメがすごく肯定的に扱われるということもなかったと思います。その意味では、今日の日本というのは、おそらく高級フランス料理より、ラーメンのほうが美味しいと普通に言える時代になりつつあるのだと思います。
これと同時に観察される現象が、消費の多様化でしょう。これまでは、三種の神器や住宅のように、なにか画一的な消費で、とりわけ男性は知的資源のかなりの割合を仕事ばかりに割いていたと思います。これからの日本は、消費のほうにも相当の知的資源を配分することになるでしょう。
ヨーロッパは、消費先進国で、かなりこっち方面では日本に先んじているでしょう。所得では追いつき、追い越した感もありますが、ライフスタイルの追求という側面では、まだまだ彼らのほうが先輩であるような感じがします。ただ、彼らは彼らで、ある意味、過剰な消費で疲労しているようなところもないわけでもありません。彼らは長いホリデーをとりますが、そこではなにかすごい旅行をしなければならないというような先入観があったりと。
ま、いろいろ言いましたが、かつては、食欲でさえも、「くさいもの」であり、蓋をしていたのではないかと思うのですよ。これからは、冷静に、日本人や日本社会が自分の本姓と正面から向き合い、「知性(?)」に逃げないで、真の心の豊かさを追求していく時代になっていくのでしょう。
なんだか、もともとのご質問から、相当程度議論が壮大になってしまって、その責任の一端が私にあることをお詫びします。
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追記(2008/02/28-01:07)
独身女性の性交哲学 / 山口みずか
http://plaisir.genxx.com/?p=194
※ 独自 いいね です。facebookのそれとは関係ありません。白くなっている場合はすでに押し済みです。
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