#2254 物語は重要@日記 (2011/01/28)

人は物語が好きな生き物である。
なぜ好きなのかよく分からないが・・・。
背景があって、流れがあって、理由があって、
決断があって・・・。
人間の思考プロセスと納得プロセスに
一番簡単に響くのかもしれない。

人に納得してもらって、
協力してもらうには、
「〜さん、〜をやって」
では動いてくれず。

こうこうこういう理由で、
こうこうこうだから、
こういうことを考えると、
こうこうこうしないといけないわけで、
〜さんは、〜な点が一番、優れているから、
だから、〜さんがこれをやるのはベストなわけで・・・。

というようなことを、
マネージメントの教養で習うけど、
たしかに、
納得してもらうには、よい方法かもしれない。

ふと思い出したけど、
某マーケティング部署でのミーティングで、
えらい人が、
「やれって言ってんだから、やれよ。」
部下「わかりました。」
なんて会話をしていて、
21世紀にもなって、こんな会話をする部署が
すぐ近くにあると思うと、びっくりですね。
体育会系の会社って、スゴイね。
マーケティングの部署ってそういうものなのかな〜。


で、まあ、
日本人がより教育に、
演劇や物語を書くとかの科目を入れた方が、
日本人のコミュニケーション能力の向上も含め、
いいのかもしれない。
演劇の素晴らしいところは、自分以外の、かつ、
ある特徴を持った誰かになることが出来るので、
客観的な何かを学ぶことが出来る。
また、物語を読むことは、映画もそうだけど、
結構、脳みそは、自分自身の体験と勘違いする。
感情移入ってヤツだけど、それが、いいのである。
より自分のことだと思い入れが増す。



経営者やシニアマネージャーは、
会社の戦略を語る上で、より物語を強調すべきだと思う。
顧客のため、地域社会のため、
そのために何をしようとしているのか。
会社の本当の思いは何か。
なんか、ビジョナリーカンパニーの話に似てきたな〜。


そういえば、アップルの宣伝もそうだね。
スペックとかは、あまり言わない。
こんなことができて、こんなことが簡単、便利、
そういうことを語る。
画面のアニメーションも物語を強調する効果として使われる。
ただの開発者なら、
画面のアニメーションなんて、
なんの役にたつ?いらない、いらないっていいそうだ。


違うんだよ、研究所の中ならそれでいいかもしれないが、
生活に溶け込むには、デザインがいかに重要か。物語と同じくらい。


そうか、人間は希望や夢が大好きってことか。


関連:
ピクサーの「脚本の書き方講座」が素晴らしかった - Gamers, Be Ambitious
http://d.hatena.ne.jp/morisawajun/20110124/12...


明日のマーケティング:
http://newmktg.typepad.jp/blog/2010/04/

私たち人間が「物語」形式に影響をうけやすい(説得されやすい)傾向があることを証明する実験があります。



1/28 のブン

---------------
追記(2011/01/29-17:21)

なるほど〜。
たしかにそうかもしれない。
ストーリーの訴求が足りなかったかー。


「2位じゃダメなんですか?」
って、なんかいろんな意味ですごい。
銀メダルの選手に、銀メダルじゃダメなんですか?
って聞いたって、
きっと本人は、取れるなら、金取りたいっていうだろうしな〜。
アップルは、別に市場シェア1位を目指しているわけでもなく・・・。


いいね (233人)

※ 独自 いいね です。facebookのそれとは関係ありません。白くなっている場合はすでに押し済みです。


少し関連:
#2266 ビジョナリー・カンパニー@日記 - HE PROJECT3 2011-02-05
#2923 Fusion5@日記 - HE PROJECT3 2012-12-24


QR Code
この記事のPRコード


メニュ-:
人気記事ランキングに戻る
最近の記事リストに戻る
更新された記事リストに戻る
アクセス履歴に戻る
検索結果リストに戻る



@Amazon.co.jp

『オトナ女子のための食べ方図鑑 - 食事10割で体脂肪を燃やす』
の記事はこちら(#5058)


旧モードで表示


490,473 UU/ 15,561 PV/ 11,084 AA (TTL)

204 UU/ 7 PV/ 5 AA (AVE ADAY)

/ コメントを見る


Googleによるサイト内検索


follow us in feedly

RSS


Now:20241124182735 date:2011/01/28 #2254 ips:651

このサイトは匿名の個人の責任で発信しています。関係する会社や団体の意見とは関係がありません。

© 2007 oga.sakura.ne.jp. All Rights Reserved.

ご意見・ご要望・お問い合わせ

@heproject3