[#1985] ピアノの会で思ったこと＠日記

#1985 ピアノの会で思ったこと＠日記 (2009/09/24)

ピアノがすげーウマイ人たちが、たくさんいる。
もちろん、ものすごく練習しているわけだが。

彼らの思考は、自分とは、
ちょっと違うってことが分かった。

自分は、まあ、正直、ちょっと弾ける程度である。
で、自分のモチベーションは、何かっていうと、
なんか、巷で、いい曲を発見して、
（いい曲だな〜って思って）
それは、ドラマの曲だったり、映画の曲だったり、
昔のベートーベンやモーツアルトの曲だったり、
ビートルズだったり、何でもよくて、

そして、
「あー、この曲、もう1回聞きたいな〜」って感じに
似ているかどうかわからないが、
同じように「弾きたいな〜」って思うわけである。

そして、たまたまピアノがちょっと弾けて、
楽譜も売ってたりするし、
ピアノという楽器は、幸運にも、
メロディーとハーモニーとリズムを奏でることができるので、
ピアノで、弾いてみるって感じである。

もちろん、自分のテクニックのレベルで、
弾ける曲、弾けない曲があるので、
どれだけ弾きたいかによっても左右されるが。

だけど、ウマイ人たちは、ちょっと違う。
自分の曲の選び方は、
あくまで、自分にとって楽曲として「いい曲」で、
それをたまたまピアノで
弾いているに過ぎない。
本当は、
バイオリンで弾いた方がいい曲かもしれないけれども。

一方で、彼らは、ピアノに特化した曲を選択する。
いわゆる一般的な「いい曲」ではなく、
ピアノで演奏したときに一番映える曲、
ピアノのための、
ピアノという楽器としてのパワーを最大限発揮する曲を
選択している。

もちろん、それは、
一般大衆がいうところの
「心地のよいいい曲」とは、
かけ離れてしまう場合もある。

彼らの指は、もはや一般的な普通の曲を弾くには、
ピアノに特化され過ぎているため、
ものすごく物足りたいのだと思う。

そうはいっても、
ショパンの曲のように、
ピアノの美しさを十分に引き出した曲などもたくさんあるわけだが、
そのレベルをはるかに超えちゃってるってところが、
彼らのスゴいところで、
そりゃ普通の曲じゃ全然物足りないよ〜ってなるよね。

で、
ちょっと、今の行き過ぎテクノロジーを思い出してみたりする。
ひとことでいうと「携帯電話、機能多すぎだよ〜」ってあたりか。
ちょっと違うか。
自分たちのパワーを最大限発揮できるアプリと、
大衆が求めている何かと、
そのギャップを深く考える必要がある。

関連：
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