という話しがある。
まあ、当たり前だし、その通りだ。
ユーザーメリットがない点でも、
例えば、ソースコードの可読性をあげるとか、
修正方法を継ぎ接ぎ的なものではなく、
抜本的な修正をするとか、
リファクタリングするとか、
そういったことであっても、
品質は上がるし、将来的への負の遺産は解消されるので、
全体としては、トータルコストを下げることができる。
問題は、そういうことをすると、
修正する工数もかかるし、
検証もやり直しだし、
簡単にいうと、一時的に大きなコストが発生するということだ。
つまり、品質が上がればトータルコストは下がる、
という命題は、
その前に、一時的に大きなコストが発生しますが、それを許容しますか?
という命題に等しい。
多くの場合は、これについて誰も許容しない。
なぜなら、今のプロジェクトを短期に見た場合、
やらなくても誰も困らないからだ。
長期的な展望の投資は、短期的プロジェクトに求めるのは、ナンセンスだ。
つまり、
今のプロジェクトではなく、次のプロジェクトで、
そのコストを払って欲しいからだ。
しかも、次のプロジェクトは存在するかどうかも分からない。
そして、それが永遠に続く。だから、一生このコストは支払われない。
つまり、
最後のプロジェクトを受け持った人が損をする構造になっている。
つまり、もっといえば、
そもそも、あるソフトウェアを作った時に、
このソフトウェアが、
これから何年も何年も派生開発されていくソフトウェアなのか、
今回で終わるソフトウェアかのか、それすらも分からない、
決まっていない中で、開発が進んでいることが問題だと思う。
なんだ、この計画性の無さは。
いや、むしろ、その決定権がないような開発をしていることが問題か。
この決定権すらない中で、
本当にソフトウェア開発をしていると言えるのだろうか。
単なる人貸し、人材派遣会社であることの証明か。笑
7/2のブン
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少し関連:
#996 激安!@日記 - HE PROJECT3 2008-02-23
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『サピエンス全史(上)文明の構造と人類の幸福』
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