ビジネス寓話ですね。キコリ、きこり。
『
昔々、ひとりの木こりが材木屋に仕事を探しに行った。
給金はよく、仕事の条件もさらによかったので、木こりはそこでしっかり役に立とうと決心した。
最初の日、親方のところへ挨拶に向かうと、親方は斧を1本手渡して森の一角を割り当てた。
男はやる気満々で森に向かい、その日1日で侶本の木を切り倒したのだった。
「よくやったな」
親方は言った。
「この調子で頼むぞ」
その言葉に励まされて、翌日はもっと頑張ろうと早めに床に入った。
翌朝は誰よりも早く起きて森へ向かった。
ところがその日は努力も虚しく15本が精一杯だった。
「疲れているに違いない」
そう考えた木こりはその日、日暮れとともに寝ることにした。
夜明けがくると、15の記録を超えてやるぞ、と心に決めて床を出た。
ところがその日15本どころかその半分も切り倒せなかった。
次の日は7本、そのまた次の日は5本、そして最後には夕方になっても2本目の木と格闘していた。
なんと言われるだろうとびくびくしながらも、木こりは親方に正直に報告して、これでも力の限りやっているのです、と誓った。
親方は彼にこう訊ねた。
「最後に斧を研いだのはいつだ?」
「斧を研ぐ?研いでいる時間はありやせんでした。木を切るのに精一杯です」
』
(出典:ホルヘ・プカイ「寓話セラピー目からウロコの51話」)
上は話が長いので「木こりのジレンマ」という名前で短縮バージョンがありますね。
『
ある日、旅人が森の中を歩いていると、
刃こぼれしたノコギリで忙しそうに木を切る木こりを見つけました。
しばらくその様子を見ていた旅人がこう言います。
「刃を交換すればきっと楽になりますよ」
すると木こりはこう答えます。
「そんな事をしている暇なんてないよ」
』
どっちでもいいですが、
やってる本人は、真面目で、決して怠けているわけではないし、一生懸命やっていて、
むしろすげー努力していて、頑張っている。本人はそう思っているわけですね。
だけれども、悲劇がいくつかあって、
・生産性がなぜか上がらない。目標を達成出来ない。一生懸命やっているのに。
・頭の良い上司なら、上司に評価されない。上司にそんな仕事のやり方を求められていない。
・本人は、なぜ上司に評価されないのか分からない。理解されないのか分からない。一生懸命やっているのに。
・頭の悪い上司なら、上司も一緒に間違えたやり方で頑張っちゃって、その部署ごと無くなる。
まあ、そんな感じですね。
だから、僕はいつもみんなに言ってます。
長時間働くなと。
(^_^)
11/1のブン
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