なかなかアツイ男。
なかなかしびれること言いますね〜。
(^_^)
・本来は社会も愛も完全たり得るのに、何かが邪魔をしているので不完全になっているとする<可能性の説話論>。本来は社会も愛も不可能なのに、何かが働いて社会や愛が可能だと勘違いさせられているとする<不可能性の説話論>。
・他人を幸せにできる者だけが、幸せになれる。うまく生きることだけを考え、まともに生きることを考えない人は、幸せになれない。
・僕は、「細かいヤツは人を不幸にする、特に過去をグジグジ言うヤツはそうだ。自分がやりたいことに比べれば全ては小さい」と繰り返し言い続けています。
・「何でもあり(多様性)」を邪魔するのは、細かいことを気にするヘタレ。そうしたヘタレはたいてい条件付き承認しか経験してきておらず、承認されたいがゆえの損得勘定で右往左往する作法を大人になっても継続しがちです。
・島宇宙がバラけ、所属が不透明かつ流動的になり、そのぶん人間関係がその場のノリだけの希薄なものになると、「他者の欲望を自分の欲望とする」メカニズムが働かなくなります。その結果、驚くべきことに、欲しいものがなくなるのです。
・カネで結びついた両親が「愛と正しさがあれば立派に生きられる」と教えず「勉強しないと負け組」「得をしたければ勉強しろ」と教える。勝ち組が上位1割とすれば9割が自尊心を奪われるし、「愛と正しさ」を欠いた親は尊敬できません。
・友達関係が腹を割れる関係ではなく、相手に合わせてキャラを演じる演技空間に変化しました。今の若者は親友にさえ『嫌われたくない』と気を使う。僕らの世代なら親友とは呼ばない関係です。
・〈世界〉は「本来なら別様であり得たのにこれでしかない」という風に現れる。〈世界〉は「別様であり得た可能性」と共にあり、我々はいつもそこから疎外される。
・「人を殺してはいけない」というルールを、法律にせよ道徳にせよ一般化した社会は、歴史上一つもありません。人類は何十万年も「仲間を殺すな」「仲間のために人を殺せ」だけでやってきました。
・法は言業を参照する営みなので、つい自己目的化しがちです。それを避けて、「仲間意識」を再活性化し、〈仲間意識〉を活性化するために、定住社会では必ず祭りをするようになりました。祭りは〈法外〉の再現です。
・なぜ社会悪とされるヘッジファンドの総帥をするのかと問われたジョージ・ソロスは「私がやらなくても誰かがやるから」と答えました。「誰かが必ずやる悪を、人に帰しても仕方ない、それはシステムに帰すべきだ」というソロスの趣旨です。
・子育て関係の雑誌を読む暇があったら、もっと自分の子どもを観察しろと言いたくなる。こうした産業の隆盛は、親の不安と表裏一体ですが、子どもの観察という最も大事なことが蔑ろにされています。本末顛倒です。
・道徳で成績をつけることを制度化するという施策が、「一番病」「優等生病」のインチキ愛国者を量産する結果を反復してしまうだろうことは、もはや明白すぎるはずです。
・僕は、損得勘定に留まる動機を〈自発性〉、損得を超えて内から湧き上がる力を〈内発性〉と呼びます。そこら中から〈内発性〉が消えて〈自発性〉が専らになった社会が〈クソ社会〉。僕らの周囲に拡がっています。
・どんなゲームであれ勝者と敗者がいます。敗者にルサンチマンを抱かせないことが大切です。
・「社会はいいとこ取りができない」のと同じく、「社会は患部の切除だけでは治らない」のです。
・結婚は祭りみたいな非日常じゃなく、繰り返しだらけの日常。日常そのものに「愛は永遠」が含まれる。「この繰り返しこそ、かけがえのない奇跡」と思えることが大切だと分かっていないと、必ず結婚に失敗する。
・「自分は無価値」と思う親を尊敬しない若者が、「正しさよりも損得」という生き方をします。若い世代ほど、就職率の高さや失業率の低さを理由に安倍政権を支持しているのは、それも背景にあるでしょう。
・民主主義的な近代国家は、〈引き受けて考える社会〉でなければいけませんが、日本は〈任せて文句をいう社会〉です。
・「アメリカ政府のケツを舐める日本の統治権力・のケツを舐める日本のマスコミの・ケツを舐める日本の評論家・のケツを舐める日本のパンピー」という構造が存在いたします。
・騒音過敏症の蔓延の背景には地域空洞化(地元の人間関係の弱体化)があります。社会心理学の実験では、知らない人が出す音は、知っている人が出す音よりも騒音として感じられやすい。
・経済は、経済によっては調達できない前提の上で回っています。例えば人々が幸せな社会生活を送るからこそ消費するものがたくさんあります。社会あっての経済という面です。
・ヨーロッパ映画は基本的に、世界は殺伐としている、人間は決して分かり合えない、という前提から始まります。人は、現実を虚構化・日常を演劇化して何とか享受可能なものを見出して生きるしかない。そこに多様なツールが持ち出されます。
・日本のサブカルは最近急に脱自意識化してきた。宇多田ヒカルが「本当の自分が表れてるのはどの曲か」と聞かれて「エンターテイナーは客が欲しいものを出すのが仕事で、本当の自分なんか出すわけねえよ」ってキレてた。
・学生の中でマトモなヤツって誰なんだと見ると、学童保育出身者や、兄弟数が多い者が目立つんだ。「ノイズ耐性」の問題だと思う。個室化が進んだせいで、他人をノイズとして感じる連中が増えたんだな。
・しょせん人間が知りうることは限られています。「俺の言うことが正しい」などと言っている人の気が知れない。
・日本は先進国のなかでもとび抜けて長時間労働者が多いことで有名でした。経済を回すために個人をとことんまで働かせ、個人の幸せを支えるべき「社会」という存在が徹底的に犠牲にされてきた。
・「ジャイアンの暴力にぶら下がりながら、ボクは平和主義者だとホザくスネオ」がインチキ平和主義だとすれば、「ご婦人を手込めにするのは許せないが、ボクは平和主義者だから何もできない」もインチキ平和主義です。
・日本では、「専門家が決定する」と称して、実際はその専門家を選んだ官僚が決定している。
・十年前には2位だった個人あたりGDPが23位になったと騒がれるけど、それよりも、GDPが2位だった十年前でさえ、幸福度調査が75位よりも上位になったことがないことのほうがよほどスキャンダルでしょう。
・ルーマンの社会システム理論で特徴的なのは「社会はヒトが構成するのではない」と言い切ってしまうところです。「社会システムの構成要素は、ヒトではなく、コミュニケーションだ」と言うわけです。
・社会を回すために経済があるんじゃないの?「経済回って社会回らず」なんて本末転倒じゃん。いったい何のために生きてるんだよ。経済が回らなくなったら自殺者が急増って何なの。
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