#2705 それをお金で買いますか＠日記 (2012/05/11)
Amazon.co.jp： それをお金で買いますか――市場主義の限界: マイケル・サンデル, Michael J. Sandel, 鬼澤 忍: 本
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4152...
自分が説明するよりも下の2つの記事を読んでもらった方が早いだろう。
【書評】サンデル教授が新著で問う市場主義の限界 - WSJ日本版 - jp.WSJ.com
http://jp.wsj.com/Life-Style/node_439872
404 Blog Not Found:利の不満 - 書評 - それをお金で買いますか
http://blog.livedoor.jp/dankogai/archives/517...
正直、この本を買って読む気もないから、自分としても上の記事以上の情報はない。
でも、いい本出るね。
自分がいいなって思う点だけ、備忘録的に書いておこう。
・ある（存在する）ものなら（売ることが可能なものなら）、売っていいのか。売っているなら、買っていいのか。
・エコノミストが何と言おうと、最も大切なものは必ずしも最も効率的とは限らないのだ。
→人は神や国家、家族や故郷のために死ぬことはできる。しかし、最大限の社会的功利のために銃を手にとり死んだ者はいない。エコノミストはこの人間性の基本的事実を説明することはできない。
・経済的必要性が他の価値をしのぐようになってきたことだ。
・「お金で買えるものが増えるほど、お金が豊富にあること（またはないこと）が重要になる」
・経済的必要性が他の価値をしのぐようになるから。
・市場を「機能」させることにより、扱われるモノの「価値」が破壊されるのである。
・「われわれはあるモノを売買してもよいと判断したとき、少なくとも暗黙のうちに、そのモノを商品として扱ってもよいと判断したことになる」
・教授が懸念しているのは、市場の道徳性はしばしば賄賂と腐敗を伴うことだ。正当な行動を迂回するという意味での「賄賂」と、確立された価値をむしばむという意味での「腐敗」である。
それから、もうひとつ、
これはやっぱり哲学の問題で、実社会では、1回なってしまったら、もう誰にも止められないと思う。
だからこそ、なる前に、一度ちゃんと考えようねっていう警鐘なんだけどね。
緊急医療を優先的に受けられる権利も、
近い将来、保険のオプションで売られるに違いない。
大学に入学できる権利も、半分は入学試験の上位者で、半分はオークションで落札した額の高い上位者という時代になるのじゃないかな。
4/16 のブン
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追記(2016/01/03-21:55)
それをお金で買いますか 市場主義の限界 - 電子書籍 名言まとめ
http://a.linkof.info/ebook/q/B009DEMPO8
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追記(2022/07/03-00:04)
【漫画】「それをお金で買いますか 市場主義の限界」をわかりやすく解説【要約/マイケル・サンデル】 - YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=Q4FdxPaH7ak
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