#4208 思考場所と現場の分離@日記 (2016/03/05)


(3/4)記者のつぶやき - 続・なぜなら、給料が安いから:ITpro
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20...


90年代初頭、日経エレクトロニクス誌の記者として欧州メーカーの研究開発トップを取材した際、こんなことを言われたことがある。「例えば日本メーカーは優秀なプリンターを開発して世界市場を席巻している。うらやましいことだ。残念だけど、欧州ではもうそれができなくなっている。研究者たちがきれいなラボで、きれいな仕事しかしなくなってしまったからなんだ。食堂だって、管理職やドクターたちと現場作業員では別だしね。でも日本はちがう。ドクターをとって入社した人でも作業服を着て、現場の作業員と一緒に働く。だから優秀な製品が開発できる。でもいずれ、日本でもそれができなくなって、優れた新製品が生み出せなくなる日がきっとくるよ。そのときどうするか。そこが問題だね」。



「情報システム産業では、2000年代後半から協力会社を中心として労働環境の悪化が相次ぎ受託開発ビジネスの限界に直面。丸投げ委託、多重下請けと人月ビジネスの横行等により、業界全体の魅力が低下した」という経済産業省の産業構造審議会の公式見解について - Togetterまとめ
http://togetter.com/li/943355



よくある話だが、コンセプトやデザイン、仕様までを決める部分と、
そして、
その後で、忠実にそれを実際に手を動かして、実現する部分と。

建築で言えば、設計図面を作る建築家と、実際にビルを建てる石工。

音楽で言えば、作曲する人と、演奏者の関係か。

プログラムでいうと、仕様書を書くまでと、実際にプログラムする人か。

どのような場合でも、時間と人が十分にいるのなら、分離しても問題ない。

しかしビジネスである以上、時間も人もまったくもって十分じゃない。

そういった中で、
素晴らしい商品開発をしようと思ったら、完全分離などはむしろ逆効果で、
グチャッとひとまとめにして、お互いのアイデアを出し合って、コラボするのが一番いいわけで。

つまりそれってベンチャーってことかな。

一方、大企業は、下請け、下請けで、時間がかかりすぎるし、
そもそも、もはや誰が作っているかも分からない。
実際に作っているのは、東南アジアの国の若い子だったりする。
まあ、ユニクロとかは、そんな感じ。

まあ、じゃあ、それが問題か?って言われるとどうなんだろう。

よく分からない。

安すぎるなら、じゃあ、仕事を請けなければいいだろとも思うが。

結局、ビジネスだから、コストは、下げられるところまで、下げようとする。
悪いことじゃない。


3/23のブン

---------------
追記(2016/03/06-03:01)

Qの雑念記3: 大企業に買収されたスタートアップに関する悲劇あるいはおとぎ話
http://www.tatsuojapan.com/2016/03/blog-post....


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