#4886 【書籍】サピエンス全史(下)@日記 (2018/02/10)


サピエンス全史(下)文明の構造と人類の幸福 | ユヴァル・ノア・ハラリ, 柴田裕之 |本 | 通販 | Amazon
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いやー、これまた下巻も面白かったですね〜。
スゴイです〜。下巻は、科学、国家、市場経済の3つを軸に話が絡み合っていきます。

こ本は結局何が言いたいんだっていう風にまとめ始めると、何だかよく分からなくなります。
しかし、
人類(サピエンス)の全史っていう観点で言えば、たしかにその通りで、
人類がやってきたいろいろな悪行を含め、
人類の社会とは何か、国家とは何か、経済とは何か、科学とは、宗教とは何かってことが
その誕生から現在に至るまでを学ぶことができます。

出てくる内容がきわめて多岐であり、何で著者はこんなにたくさんのことを知っているの?って思ってしまいます。笑
まあ、全部がホントかどうか知りませんけれど。

例えば、
地球上のすべての人間の体重の合計:3億トン
家畜(牛、豚、羊、鶏)の合計:7億トン
ヤマアラシやペンギンからゾウやクジラまで残存する大型の野生動物の総重量:1億トン
意外に野生の生物の量が少なくて、衝撃ですね。

例えば、
エネルギー枯渇問題はないって話は面白いですね(エネルギーは枯渇しない)。
人類の歴史は、次から次へと新エネルギーを、そしてより効率的にエネルギーを取得する方法を
発見してきた歴史でもあるので、これからもそうだろうからエネルギー枯渇にはならないということらしいです。
今地球上で人類が1年間に使っているエネルギー量は、太陽が地球に注ぐエネルギーの1.5時間分くらいだから。
エネルギーは死ぬほどあると。
だから真の意味でのエネルギー問題は、
人類の無知(エネルギーの取得法や変換法を知らない)の問題であって、
エネルギーが足りないせいではないということらしいです。


あと歴史について、なぜ歴史を学ぶかについても、良いこと言ってます。
多くの人の勘違いは、
歴史を学ぶこと、つまり過去を学ぶことによって、未来を推測できる、予測できるっていう風に言いますが、
これは完全に間違っています。

それはどういうことかというと、
我々が知っている歴史に必然性がないということです。
つまり、たまたまそうなったってことです。
別な経路で、同じ結果になったかもしれないし、
別な歴史になる可能性がたくさんあったが、たまたま今の歴史になったということです。
その消えてなくなったたくさんの他の可能性について、歴史の奥深いところを感じるのが、
歴史を学ぶ意味だと。


関連:
#4872 【書籍】サピエンス全史(上)@日記 - HE PROJECT3 2018-01-20


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