[#5225] リスクを内包させる考え方＠日記

#5225 リスクを内包させる考え方＠日記 (2019/01/01)

「リスクの評価は難しい。やったことは測れるが、やらなかったことを評定するのは、ずっと難しい。」（誰の言葉か忘れた）

何でもかんでも得だからという理由で、やるのは良くないと思っている。
落とし穴とか、そういうのってある。

例えば、何か家電を買って、その時に今hogehogeに加入すると3000円とか割引します。
1ヶ月以内に解約すれば、月額がかからないし、無料ですから。
などなど言われて、加入する人とか多いと思うが、
これって本当に得なのだろうか。
もちろん、うっかり忘れて1ヶ月以上加入してしまう人がいることを見越してのサービスだろうが、
解約しづらかったり、個人情報がパススルーされていたり、
もちろんうっかり忘れてる可能性もあったり、
本当に得かどうかはきちんと考える必要がある。

同じように、
ペイペイの時の話もそうで、会社の同僚で、
「得だよ得だよ。早くやらないと損するよ」って、
すごく勧めてくれてた中国の方がいたが、

PayPay - QRコード・バーコードで支払うスマホアプリ
https://paypay.ne.jp/

（当時、買い物をすると、20%オフのキャンペーンをしていた。）

本当に早くやった方が得かどうかは分からないというスタンスにいた方がいいと思う。

もしかしたら、次に、
「もう加入した人は、10%オフ、これから新規に加入する人は、30%オフ」
というキャンペーンをこれからするかもしれない可能性もある。
という可能性を考慮できるかどうか。
また、新しいアプリだから、不正利用されるとか、カード情報漏洩とか、
というようなリスクもある。

リスクの話でいうと
競馬の話で、そのレースは、弱い馬ばかりで1頭だけ強い馬がいるレースで、
誰もが絶対に1位はあの馬だと分かるようなレースがあったらしい。
絶対に当てられると。
なので、誰かがその1位になるであろう馬に全額投資した。
レースがどうなったかというと、
その馬がレース中、最初からずーっと1位だったけど、
ゴールせず場外に走っていってしまった、という話。
そして、全額損をしたと。

教訓は、想定している最悪以上の最悪が起きるということである。
もしくは、
Don't put all your eggs in one basket
（すべての卵を一つのカゴに盛るな）
ですかね。

グーグルには20％ルールがある。
業務のうち20%は好きなことやってよいと。

なぜこんなことをgoogleがしているかというと、
グーグルが今やってる仕事が、いずれ将来稼げなくなる可能性があると。
そこで将来の仕事の種をこういう形で模索しているということである。
グーグルの経営陣が判断を絶対に間違えないとは言い切れない。
つまり経営判断を間違うということを最初から盛り込むのである。
誤るリスクを最初から内包しているのである。

そうすることで、じゃあ、どうやって誤った場合に、リカバリするか、
最近の言葉だとレジリエンス。

何事もやり過ぎ、行きすぎはダメで、バッファというか予備というか、あそびというか、
そういうモノが必要だと思うんですが。

何事もほどほどで.
(^_^)

関連：
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