この前、父ちゃんと会話したのだが、
その時に、
「アバターっていう3Dの映画があるんだけど、いいよ〜、
見に行きなよ〜」って言ったら、
「おー、すごいなー、また技術が進歩したのか、
3D見に行くよ。
おまえんところも、どんどん良いもの出せよ。」と。
そうなのである。
この世代(団塊世代よりひとまわり上くらい)にとっては、子どもの頃から、
技術革新は、ずーっと昔から止まってなく、
次から次へと、どんどんどんどん、進んでいるのである。
子どもの頃の生活とは、何もかもすべてが違うのである。
そして、彼らは、昨今あるテクノロジーの初期をすべて知っているのである。
それこそ、子どもの頃は、戦後の敗戦時代からスタートする。
車にしたって、もちろんマニュアル車しかない時代から車に乗っている。
パワーウインドウだってなかった。
テレビについていえば、
そもそもテレビがなくラジオしかない時代を経験して、
白黒テレビを見て、そして、カラーテレビを見て、
そして、薄型テレビになって、ハイビジョンになって。
電話も、子どもの頃、今のように普及していたかどうか危うい。遠距離通信手段は、手紙がほとんどか?
それが、今やメールや携帯電話である。
彼らが、ニュース(情報)を
どうしても新聞から取得してしまうのはすごくよく分かる。
もちろんテレビも見るが、新聞は、歴史的に長い習慣なのである。
ビデオ(VHS)だって、結構大人になってからの商品である。
マクドナルドやケンタッキーなども大人になってから初めて食べたわけで。
いわゆる家電、冷蔵庫も、洗濯機も、電子レンジも、家庭用の国産品は、結構大人になってからである。
長い時間の中で、景気・不景気も体験してきているわけだが、
彼らの人生においては、子どもの頃を原点とするならば、
なんだかんだいっても、
爆発的な発展を遂げているわけで、今は
激しく豊かで便利な時代なのである。
彼らにとって、今の不況なんて、敗戦の焼け野原に比べたら、
たいしたことではないように映っている。
また、1からやり直せばいいじゃん、くらいな。
子どもの頃に比べたら、全然ましまし。みたいな。
----
僕らの世代なんかは、いや、僕なんかは、
(紙としての)新聞なんて要らないと、本気で思っているし、
郵便局も要らないと、本気で思っている。
紙で今まで送ることができたモノは、もうすべてデジタルで送れるんだから。
もちろん、文化として、趣きとして、
また、それらを好む世代がいるということは、
認識しているし、そういうことをしている人に対しても敬意を払う。
それから、もうひとつ、
僕らの世代としては、
高度に発展し、経済的に豊かな生活からスタートしているので、
今の不況や、今よりも悪くなることに、慣れていない。
これが、彼らの世代と、僕らの世代の決定的な差だ。
----
最後に。
世界の多くを見渡せば、
僕らと同じような歳で、
父ちゃんの世代のような人間は、実は、たくさんいる。
いわゆる発展途上国にだ。
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追記(2010/01/18-23:51)
まず、自分の文章についてですが、
とうちゃんの世代よりも自分の世代の方が悪いとか大変だとか、
もしくはその反対(良いとか幸せだ)とかはおいといて、
「とにかく全然違う世代なのね」ということを
再認識させられましたーという程度です。汗
つぎに、
たくのすけさんの問いに対する
自分の考えですが、
・・・
たしかに難しいですね。汗
結局のところ自分が生きる時代は選べないわけで。
ひとりひとりの人間としては、
自分が生きている、その時代を生き残るしかないわけで、
その時代に「合った」人間が生き残るというかなんというか。
病弱で、山や野原を駆け回ることができなかった子もいるわけで。
もちろん、今が昨今マレに見る超不安定の始まりの時期というのはたしかですが、
明治維新の時も、世界恐慌の時も、
関東大震災の後も、第二次世界大戦の後も、
やべええええ時代は、いろいろあったけど、
まあ何とかみんな乗り越えてきたわけで、
その人間の可能性を信じたいと思ってます。
この考えは、あまいか。汗
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