「日本」を捨てよ (PHP新書) | 苫米地 英人 |本 | 通販 | Amazon
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またまた苫米地氏の本ですみません。どれだけ苫米地本を読んでるんだって話ですが、
いや〜、なかなか良いですよ。面白い。
この本はですね、私的には、最後の方に書かれていた一節が、ぐっと来ましたね。
引用:
「
学んだみなさんがめざすのは、世界中の人々を自分と同じように愛せるレベル。
南米のスニーカー工場で搾取される少年を見て、自分の給料がごまかされたのと同じように怒れる。
ソマリアで子どもが死んだ時、自分の子どもが死んだのと同じように悲しめる。
ガーナの村にどうしたら水道を通せるかと、自分の家に水道がなくなったのと同じ深刻さで思い悩める。
」
というか、最近の日本人が、いや人類が忘れてしまったことなんじゃないかと思います。
効率的とか、経済的とか、ムダを無くせとか、そういうのを突き詰めすぎも含めて。
自分さえ儲ければいい、自分さえ良ければいいが優先されてる感じ。
マフィアでさえ、自分以外のことつまりファミリー(仲間)のことは考えているというのに、
一般人がそれでどうする。
まあ、正直なかなか難しいですけれどね。どんな人間に対しても、同じような共感をするというのは。
やっぱり、あなたと私は違うってなっちゃうのかな〜。
やっぱり、まずは自分、まずは身内、まずは近くの人、まずは日本国民、ってなってしまうのかな〜。
鍛えねば。
あと、面白い話が何個かありますが、ひとつだけ。フェアネスについて。
詳細は省いて結果だけだけど。
欧米は、キリスト教で、つまり神から見てフェアかどうかが重要。
なので、誰かの言葉でいえば、「えげつないけど、完全にフェア」。
だけれども、
日本は、他人の目、相互監視社会、儒教文化が絡まって、
既得権益者にとって、とっても都合の良い社会となっていて、全然フェアじゃない社会。
21世紀の法治国家の裁判で、被告人の服装によって、また態度や話し方によって、
印象が良いとか、悪いとかで、罪の重さが変わるとか有り得ないだろと。
罪の重さは根拠や法によってのみ決まる。逆側としては、情状酌量とかも有り得ない。
まあ、たしかにね。
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