#2092 子どもの時に聞く言葉の数とポジティブさとネガティブさ (2009/12/12)

福岡県弁護士会 弁護士会の読書:中流社会を捨てた国
http://www.fben.jp/bookcolumn/2009/12/post_23...


引用:
4歳までに、専門職家庭の子どもなら自分に対して発せられた言葉を5000万語、聞く。労働者家庭の子どもは3000万語、福祉家庭の子どもは1200万語だった。すでに3歳の時点で、専門職家庭の子どもは福祉家庭の両親よりも多くの語彙を持つ。
3歳の時点で、専門職家庭の子どもは肯定的な言葉を70万回かけられ、否定的な言葉は8万回だった。福祉家庭の子どもは肯定的な言葉が6万回、否定的な言葉は12万回だった。
言葉で愛情を注ぎ、きちんと褒め、物事の理由を教え、説明する。これを何百万回と繰り返すことで脳は成長し、心は開く。こうした大切な経験を与えられなかった子供たちの可能性はひからびていく。3歳児の到達度が9歳から10歳にかけての状況をきわめて正確に予言している。
いやあ、なるほど、なるほど、そうだろうなと、つくづく私は思います。それでも、こんな数字をあげられると、思わずわが身も振り返ります。
階層を上昇できるかどうかは、当然ながら、お金のあるなしにかかっている。10代のころに貧しいと、人生の展望は暗い。貧しい10代を過ごした大人は、たとえ30代で貧困から抜け出しても、中年になると貧困状態に戻っているリスクが高い。
今や、人の経済的将来を左右するのは、能力ではなく、バックグラウンドである。どんな能力の子どもでも、その子が学校にとどまり、試験を受け、教育の梯子をあがっていくかどうかは、親の社会階層と密接に関わっている。
イギリスについての本ですが、今の日本にとっても大いに参考になる本だと思いました。

「3歳の時点で、専門職家庭の子どもは肯定的な言葉を70万回かけられ、否定的な言葉は8万回だった。福祉家庭の子どもは肯定的な言葉が6万回、否定的な言葉は12万回だった。」





言葉で愛情を注ぎ、きちんと褒め、物事の理由を教え、説明する。これを何百万回と繰り返すことで脳は成長し、心は開く。だと思う。お金の有る無しとか階層の話に帰結しちゃいがちだけど。それは間違いである。と思いたい。

---------------
追記(2018/04/09-22:30)

子どもの将来は「幼少時の会話」で決まるという研究 - GIGAZINE
https://gigazine.net/news/20180223-talking-wi...


いいね (198人)

※ 独自 いいね です。facebookのそれとは関係ありません。白くなっている場合はすでに押し済みです。


少し関連:
#3506 製品単体だけではMDR-1RBTとMDR-1RBTMK2を見分ける方法が存在しない@日記 - HE PROJECT3 2014-04-20
#2877 池ノ上、代沢、淡島通り付近のおすすめ(カフェ、レストラン)日記 - HE PROJECT3 2012-12-01
#792 30代息子、アダルトビデオ収集 : 家族・友人 : 人生案内 : YOMIURI ONLINE(読売新聞) - HE PROJECT3 2007-12-25
#5389 【書籍】子どもが聴いてくれて話してくれる会話のコツ@日記 - HE PROJECT3 2019-05-17
#4526 もしドラについて@日記 - HE PROJECT3 2017-02-18


QR Code
この記事のPRコード


メニュ-:
人気記事ランキングに戻る
最近の記事リストに戻る
更新された記事リストに戻る
アクセス履歴に戻る
検索結果リストに戻る



@Amazon.co.jp

『貨幣論』
の記事はこちら(#4775)


旧モードで表示


490,469 UU/ 11,633 PV/ 7,132 AA (TTL)

204 UU/ 5 PV/ 3 AA (AVE ADAY)

/ コメントを見る


Googleによるサイト内検索


follow us in feedly

RSS


Now:20241124174447 date:2009/12/12 #2092 ips:705

このサイトは匿名の個人の責任で発信しています。関係する会社や団体の意見とは関係がありません。

© 2007 oga.sakura.ne.jp. All Rights Reserved.

ご意見・ご要望・お問い合わせ

@heproject3