#2191 アメリカ人の半分はニューヨークの場所を知らない@日記 (2010/05/08)

を読む。
Amazon.co.jp: アメリカ人の半分はニューヨークの場所を知らない (Bunshun Paperbacks): 町山 智浩: 本
http://j.mp/bnxSS6


なんだか、自分の知らないアメリカがいっぱい書いてました。
そして、あまりにも「えー、アメリカってそうなのー」って
ことが多すぎて、この本に書いてあることが、本当に正しいのかどうか、
判断できなくなってきます。汗

ただ、話としては、非常に興味深いし、
嘘だとしても、ホントだとしても、
日本の未来もへたすると、こうなっちゃうから、気をつけてね、
みたいな点で勉強になる。


ナショナル・ジオグラフィックが2006年に調査した結果によると、
88%のアメリカ人は世界地図を見てもアフガニスタンの位置が分からず、
63%はイラクの位置が分からない。
また20%しかパスポートを持っていない。
「アメリカが戦争をしかけるのは地理の勉強をするためさ」というジョークがある。

みたいなことが、
政治、経済、メディア、宗教についてたくさん書かれているのである。

たとえば、
キリスト教原理主義の人たちが結構いて、
彼らの人口が結構多いから政治的にも力を持っていて、
その人たちの話とか、まったく知りませんでした。

また、
企業を倒産させて復活させるという手法が流行ってるみたいな。
JALとかもそうだけど、
売上は結構あるのに、赤字な会社ってある。
そして、よーく数字を調べると、
社員への企業年金が高かったり、退職金が高かったり、給料が高かったりする。
だけど、労働組合のパワーがあったりするから、なかなか調整が難しい。
だから、もうわざと倒産させて、(わざと買収とかね)
年金もなし、退職金もなし、社員も全員失業ってさせて。
だけど、すぐに会社を復活させて、
社員を雇い直す。
企業年金を安くして、退職金を安くして、給料安くして。
そして黒字の会社に作りかえる。
経営者は痛くも痒くもなく、
結局労働者だけが・・・。

また、
いわゆる近所に大きなスーパーできるよ問題の現代版で貧富の差が拡大してるみたいな。
小さな肉屋とか魚屋とかある商店街の近くに、
大きなスーパーができて、お客さんが、みんなそっちに行っちゃって、
商店街がさびれる現象。
そして、結局は、仕事がなくなるから、
その大きなスーパーで働くことになる。
みんな安い賃金にされて、経営者側だけが儲かる。
さらに、ネットという見えない大きなスーパーもあるし、
製造業でも、安い国のオモチャに価格競争で
全然勝てないから失業みたいな。
とにかく、地方の経済は苦しくなる一方みたいな・・・。


先進国で唯一国民健康保険がない国アメリカ。
ということで民間の保険に入るわけだが、
それが結構高いので、保険にまったく入っていない人が15%もいる。
そして、2万人の人がなんの治療も受けられず死んでいく。
何でもかんでも民営化だ〜。
年金をやめて自分の老後は自分で考えよう、自己責任。


とかね、
日本もそうなるんじゃないの?みたいな示唆に富むネタが多い。
こわいね〜。

---------------
追記(2010/05/09-17:40)

なんと、そんな番組があるって知りませんでした。
見る見る〜。


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の記事はこちら(#4995)


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