[#5140] 【書籍】この国の冷たさの正体＠日記

#5140 【書籍】この国の冷たさの正体＠日記 (2018/09/29)

この国の冷たさの正体 (朝日新書) | 和田秀樹 |本 | 通販 | Amazon
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なんだかね、この国は、ホント良くない方向に向かっていると思いますね。
なぜなんですかね。

ひとつは、強者が弱者をいじめる構図。
もうひとつは、弱者が弱者をいじめる構図ですかね。

強者が弱者をいじめる構図は、もう最近の政府のおかしな行動を見たら明らかですね。
金持ち優遇、貧乏人の救済の無視、こんな政策ばっかりやっているから、
格差が広がるに決まっているよね。
わざとやってるよね。ヒドイ話だ。

もっとさ、累進課税増やした方がいいよ、マジで。

弱者が弱者をいじめる構図の方は、
基本、テレビや新聞の問題だったりする。
今のテレビのスタンスは、
政治や大企業、裕福層などの強者に都合の良い情報しか流さなくなった。
なので、テレビを見た弱者が、自分は強者かなって錯覚して、弱者を叩くようになった。
テレビを見ると、正義のドラマや勧善懲悪のドラマなど、見ている人が正義の味方になれる。
そして、そのインチキ正義を、弱者が弱者にやってしまう。
そういうことかな。
また、テレビは、話を面白く、単純に、簡単に説明をしなければならない。
視聴者に分かりやすくするために。しかし、やっぱり、それでも複雑なことってあって、
いろんな理由や、いろんな意見があったりするわけで、
それを説明しなければならないのに、それを省く。
結果、テレビを見ている人は、短絡的なモノの考え方しかできなくなる。
一つの価値観でしか動けなくなる。
これは、かわいそうな状態である。
というところで、二元的な思考しかできなくなり、勝ち組にまわりたいがために、弱者をたたく感じ。
誰かを蹴落とさないと自分が蹴落とされる社会

あと、自己責任という言葉。
この本では、いろいろ書かれているが、
最近は、
自己責任は、強者が弱者に使う責任逃れのための言葉であり、保身と欺瞞に満ちた言葉である。
だから、
もし、誰かに、他人に、自己責任と言われたら、「それはおかしい」って反射で言えるくらいにしておいた方がいい。
自己責任と思う必要はまったくない。
自己責任を突き詰めて行くと、その先は死しかない。それはおかしい。

依存症ビジネス。
世の中には、依存ビジネスがある。
薬もそうだし、ギャンブル、パチンコ、お酒、タバコ、ゲームなどなど。
中毒にして、人間を俳人にさせる。
中毒になったら、それは病気だし、それは、自己責任ではない。
パチンコ屋や、お酒屋が、責任を取るべきである。

関連：
#5100 年を取ってからの学習について＠日記 - HE PROJECT3 2018-09-02
#4498 【書籍】医学部の大罪＠日記 - HE PROJECT3 2017-01-09

10/10のブン

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『紀州のドン・ファン』
の記事はこちら(#5048)

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