[#4417] 勇気があるかどうか＠日記

#4417 勇気があるかどうか＠日記 (2016/09/24)

どこかの引用だが、
『
いまや消費者に家電を買わせるのは簡単なことではない。
広告会社は価格ではなく、アイデアやコンセプト、ライフスタイルを売らなければならないのだ。
ほかのどの家電でもなく、ある特定の家電があなたの人生をより良くするのだと説得しなければならない。
それで広告会社は家電にストーリーを与え、
その家電が素敵に見えるようにし、
願わくばあなたがその家電に使って素敵になるところを想像してもらおうとするのだ。
』

これが出来なければ、それなりで安いモノで良いという消費者相手の低価格競争になる。
薄利多売で、みんな苦しむ世界へようこそ、レッドオーシャンだ。

ニトリでさえ、自社製の安いルンバのパクリの掃除機ロボットを低価格で作って売っている時代だ。

よくある話は、機能リストを作って、A社、B社と比較して、
他社ではマルになっている機能で、うちではバツになっている機能を無くそうとする開発。

それも悪くはないが、一番重要なのは、この商品の売りは何か。
今までの商品と何が違うのか。
その提示だ。

あと、音楽レーベルも、聴き放題サービスに音楽を提供していいのかをちゃんと考えた方がいい。
（映画や動画のコンテンツを持っている会社も）
そうしないと、聞いてくれない、売れないっていう人もいるが、
勇気を出して、ブロックすることで、
逆に自分のところのコンテンツの価値を上げることだって出来る。

無印良品やアップルがなぜ自分のストアでしか製品を売らないのか。
流通を他社に解放しないのか。

勇気があるかどうか。

他者と異なる道を選択するのは、きわめて気持ち悪い感覚に襲われる。
失敗したら、みんな好き放題いうからね。
だから多くのサラリーマン（社長を含む）は何もできない。
サラリーマンが取るべきリスクじゃないからね。

関連：
#4111 はらをくくる＠日記 - HE PROJECT3 2015-12-31
#2146 iMac を買って思ったこと＠日記 - HE PROJECT3 2010-02-26

10/17のブン

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『ホモ・デウス上: テクノロジーとサピエンスの未来』
の記事はこちら(#5399)

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