#2280 床屋＠日記 (2011/02/20)
今日、そういえば、久しぶりに床屋に行ってきた。
それで、ちょっと小話を思い出した。
某先輩の話だが。
もうこの年になると、
あまり髪型を変えない。
いつも同じ髪型に切ってもらう。
で、
その先輩が、
なぜ、
家から結構、離れているのに、
その床屋に通うのかという理由の話なんだけど。
その先輩は、
ちょっと変わった髪型にしたい。
髪型を変えたい。
自分をちょっと変えたいといつも思っているんだけど、
床屋に行って、切ってくれる人に、
自分で、
「ホゲホゲって髪型にして」って言って、
ホゲホゲの髪型になると、
その後、
知り合いに会ったときに、
「なんでそんな髪型にしたの？」っていうようなことを質問されたときに、
「自分で頼んだ」とか「この髪型がホゲホゲだからカッコイイだろ」というのが、
恥ずかしいというか、なんというか、いいじゃないか自分が気に入ってるんだから。
そういうことらしい。
で、それが（自分で自分の意志を説明するのが）、いやで・・・。
その通っている床屋だと、
例えば、
「ちょっとだけ短くして」って言うと、
「はい」って言って、バッサリ短くしてくれるらしい。
「ちょっとだけ髪を茶色くして」って言うと、
「はい」って言って、はげしく茶色にしてくれるらしい。
床屋としては、客の要望をちゃんと聞けてなくね？
とか思うが・・・。
でも、実は、先輩は、それを気に入っているらしくて、
やり過ぎくらいバッサリやってくれるのがイイらしい。
まあ、上手な美容院（床屋って書いてるけど、全部美容院の話ね）なので、
最終的にはうまく仕上げてくれる。
そして、自分でも想像していなかった髪型になるのが、うれしいらしい。
で、その後に、
知り合いに会ったときに、
「なんでそんな髪型にしたの？」っていうようなことを質問されたときに、
「なんか床屋に勝手にされちゃったんだよ〜」って言えるのがイイらしい。
本当は、自分はすごく気に入っているし、
そうなりたかった（本当は自分が望んでいる）んだけど、
自分は望んでいなかったのに勝手にされちゃったような感じが出せるのがイイらしい。
なるほど〜、日本人の客ってホント難しいな〜。
イヤ、
その床屋が、激しく「おもてなし」の精神が行き届いているお店で、
そこまで相手の気持ちを察していて、
その先輩にだけ、そのような接客をして、
別な客には、「ちょっとだけ」と言われたら、ほんとにちょっとだけしかしてなかったりして・・・。
どこまで、空気読み愛なんだか・・・。
(^_^)
2/21 のブン
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