#2289 どこに価値があるのか？＠日記 (2011/03/05)
高級腕時計で、プラスチックのものって少ない。
時間がわかるという時計自体に価値ないから。
それ以外のところでがんばる必要がある。
もちろん超正確っていうのも売りだけど、
機械式だとか、スイスの職人が作ったとか、
宝石とか、長く持つとか、メンテナンスが大変とか、
そういう時間が経っても価値が減らないものに重点を置くというか、
そういう経過劣化の少ない価値がたくさんあることが売りなわけですよ。
でも、それは、
もう時計自体の進化がほとんどなくなったからできる技であり、
時計自体が進化しちゃうと、時計自体に価値が出ちゃうので、
それは困る。
今のパソコンは、まさに真逆を突き進んでいる。
今、2000年頃の Pentium III を見せられてもゴミ以外の何物でもない。
思ったんだけど、もう少ししたら、
パソコンというものがそうなるかな（時計のようになるのかな）〜って思ったわけ。
でも、
絶対ならないな〜っていう結論に達した。
なぜって、デジタルを扱っているから。
デジタルを扱っている限り、情報量は増え続ける。
これはもう止められない。
つまり、過去の情報を取り扱う端末は、そのときの最大量でしかなく、
未来の情報を取り扱う端末は、必ずより良く（より多く）なっちゃうから、
という理論。
したがって、宝石のついた10年前のCPUが、
今とほとんど価値が変わらないというような状態が来たら、
それは、もうCPUの進化が止まったということか。
そういう意味では、やっぱり、
スポーツとか、
料理、味とか、
美容院とか、
芸術とか、
文化とか、
人間がかかわる美学？の方が、圧倒的に進化が遅いから、
そっちとコラボするのが良いかと。
3/1 のブン
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